【徹底調査】3DCG・3DCADの違いを4つの角度から解明!

「3DCGと3DCADってどう違うの?」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・そもそも3DCG・3DCADって何?
・3DCGと3DCADの違い
・3DCG・3DCADのおすすめソフト6選

3Dモデルを作成する際、3DCGや3DCADという言葉を目にすると思いますが、それぞれの違いはご存じでしょうか?

おそらく、「なんとなくは知っているけれど、詳しい違いは分からない」という方も多いことでしょう。

しかし、明確な違いを知っておかなければ、3Dモデルを作成する際のミスに繋がる可能性もあります。

そこで本記事では、3DCG・3DCADそれぞれの概要と、用途・業界・職種・3D定義などの観点から違いをご紹介します。

3DCG・3DCADのおすすめソフトについてもご紹介していますので、それぞれの違いを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそも3DCG・3DCADって何?

そもそも3DCG・3DCADって何?

3DCGと3DCADの違いの前に、まずはそれぞれの特徴をご紹介します。

3DCGとは

3DCG(3 Dimensional Computer Graphics)とは、3次元の立体的な空間に描かれるコンピューターグラフィックスのことです。

簡単に言うと、CGで描いた立体的な絵を指します。

2次元のCGでは縦と横の空間である「面」でしか物体を表現できませんが、3次元のCGには奥行きが加わるため「立体」として物体を表現できるのが特徴です。

作成した3Dモデルはレンダリングという変換作業を行うことで、画像や映像に活用できます。

物体や光源に関する情報をソフトに取り込んでおけば、さまざまな角度から見た物体を自動的に生成できるため、1シーンごとに細かく描かなくてもリアルな表現が可能です。

3DCGは映画やゲーム、アニメなど、多方面で活用が進められています。

3DCADとは

3DCAD(3 Computer Aided Design)とは、3次元の立体的な空間に図面を設計をしていくツールです。

もともとは平面の2次元図面を手書きで設計していましたが、3DCADではコンピューター上の仮想空間で立体的に設計できます。

3DCADを用いれば、設計の具体的なイメージを掴みやすくなるだけでなく、設計の検証や制作現場との情報共有などさまざまな活用が可能です。

また、3Dモデルを作成しておけば、平面図や断面図といった図面を自動的に作成してくれます。

3DCGと3DCADの違い「用途」

3DCGと3DCADの違い「用途」

3DCG・3DCADそれぞれの概要だけでも違いはありますが、ここからは用途の違いについてご紹介します。

3DCGの主な用途

3DCGは、映画やゲームなどの手書きでは表現しづらいようなシーンや、3DCGの方がよりリアルに表現できるシーンなどで活用されるのが一般的です。

たとえば、ゲームに登場するキャラクターやアイテム、背景などは3DCGで表現されています。

また、映画でよく見る爆破のシーンやアニメーションなどにも幅広く活用されており、最近ではフル3DCGのアニメーション映画なども話題です。

さらに、一部の工業製品にも3DCGは活用されており、写真や映像では伝えきれない部品内部の説明や複雑な内容を分かりやすく見せるために用いられています。

3DCGは、魅力的な作品を制作するための欠かせない要素として、映像などを中心にデザイン系に多く取り入れられてるのが特徴です。

3DCADの主な用途

3DCADは、概要でもご紹介したように設計に用いるツールです。

そのため、製図や機械設計といった緻密さを必要とするものづくりや、現場スタッフと詳しい設計情報を共有するためなどに活用されています。

たとえば、自動車や電化製品、電子部品などは3DCADで寸法も含めた詳細な図面を作成可能です。

作成した3Dデータを元に、3Dプリンターや金型を用いて形にしていきます。

また、建築物を設計して完成像のパースを作成することもあります。

3DCADで作成した3Dモデルはシミュレーションにも利用できるため、部品にどれくらいの負荷をかけられるのかといった調査もできるのが特徴です。

3DCGはデザイン系に取り入れられているのに対して、3DCADは正確さが求められる工業系に多く取り入れられています。

3DCGと3DCADの違い「業界」

3DCGと3DCADの違い「業界」

3DCG・3DCADを扱う業界の違いをご紹介します。

3DCGを扱う業界

3DCGを扱っているのは、主に以下のような業界です。

・映像業界
・ゲーム業界
・フィギュア業界
・XR業界

用途でもご紹介したように3DCGはデザイン系に特化しているため、映像業界やゲーム業界などを中心に扱われています。

映画やアニメ、ゲームのキャラクター制作はもちろん、フィギュア制作などにも3DCGが用いられており、エンターテインメントにとって重要な存在です。

また、近年話題になっているXRにおいて3DCGは欠かせない技術なので、今後の注目度も高まっています。

3DCADを扱う業界

3DCADを扱っているのは、主に以下のような業界です。

・建築業界
・土木業界
・自動車業界
・家電業界
・インテリア業界
・航空宇宙業界

3DCADは正確な設計を可能とするため、建築業界や土木業界、航空宇宙業界などさまざまな業界で扱われています。

たとえば、自動車業界では細かいパーツの設計、建築業界ではお客様に見せる住宅の完成図などに3DCADを活用しています。

また、インテリア業界では家具の見本などにも用いられており、ものづくりの業界において3DCADは重要な存在です。

これらの業界では人が直接使用する製品を作っているため、正確性・安全性が欠かせません。

そのため、緻密な設計ができる3DCADを扱っているのが特徴です。

3DCGと3DCADの違い「職種」

3DCGと3DCADの違い「職種」

3DCG・3DCADに関する職種の違いをご紹介します。

3DCGに関する職種

3DCGの職種は、以下のような種類があります。

・モデラー
キャラクターや背景などのモデリングを行う人

・リガー
モデリングで作成した3DCGモデルに動かす設定を加える人

・アニメーター
3DCGモデルでアニメーションを制作する人

・エフェクトアーティスト
3DCGに爆破や雷、風などのエフェクトを設定する人

・コンポジター
CG素材や実写素材、映像などを組み合わせて合成する人

他にも3DCGを扱う職種はあり、内容ごとに細分化されているのが特徴です。

3DCADに関する職種

3DCADの職種は、以下のような種類があります。

・CADオペレーター
建築や機械などの図面や完成予想図を作成する人

・CAD設計士
CADを駆使して建築や機械、電気などの設計を行う人

・BIMオペレーター
3Dモデルの作成や建築用データの登録といったさまざまな業務を担当する人

・CIMオペレーター
CIMソフトで道路や土木、構造物などの3Dモデルを作成する人

・CAMオペレーター(機械、電気)
3DデータとCAMソフトを用いて、NCデータを作成する人

3DCGに関する職種と違って、3DCADは業界ごとの仕事内容が大きく異なります。

たとえば、建築と自動車業界とでは同じCADオペレーターでも全く内容が違います。

そのため、3DCADだけでなく業界ごとに知識も必要です。

3DCGと3DCADの違い「3D」

3DCGと3DCADの違い「3D」

3DCG・3DCADにおける3Dにも違いがあります。

3DCGにおける3D

3DCGは、2DのCGデータを元に立体化し、見えない部分をモデラーが補完して3Dにしていくのが特徴です。

そのため、見えない部分を想像しながら描くスキルや、自然な表現をするための観察力が求められます。

正確さよりも、3D部分をいかに自然に表現するか、想像を膨らませて描くのかが重要です。

3DCADにおける3D

3DCADは、2DのCADデータを元に正確な寸法を表現するのが特徴です。

3DCGのように想像で描くのではなく、細かいところまで忠実に設計していくため、正確さが求められます。

3DCG・3DCADのおすすめソフト6選

3DCG・3DCADのおすすめソフト6選

ここまで、4つの角度から違いを見てきましたが、3DCGと3DCADでは使用するソフトにも違いがあります。

それぞれおすすめのソフトを3つずつご紹介します。

3DCGソフト「Blender」

Blenderは、世界中に多くの利用者がいる3DCG制作の無料ソフトです。

さまざまな機能が無料で利用でき、3DCGを総合的に作成できます。

インターネット上にはチュートリアル動画なども多数配信されているため、初心者の方も安心して利用可能です。

3DCGソフト「MAYA」

Mayaは、プロの多くが利用している3DCG制作の代表的なソフトです。

さまざまな機能を活用することで、臨場感溢れる作品が作れます。

高機能が故に価格も高額なので、CGクリエイターとして本格的に仕事をしたい方などにおすすめです。

まずは無料体験版を試してから検討してみてください。

3DCGソフト「3DS MAX」

3DS MAXは、MAYAと並んで人気の高い3DCG作成ソフトです。

ハリウッドなどでも使用されており、豊富なプラグインを活用しながらさまざまな3DCGを作成できます。

MAYAと同じくソフトは高額なので、無料体験版で使用感を確認してみてください。

3DCADソフト「Fusion 360」

Fusion 360は、モデリング機能や3DCAM、レンダリング、2次元図面などさまざまな機能が搭載されている3DCADソフトです。

非商用利用として個人的に使う場合は無料なので、3DCADを触ってみたいという方にも向いています。

また、チュートリアル動画も多いため、ソフトを使用しながら学べます。

3DCADソフト「Onshape」

Onshapeはクラウド型の3DCADソフトなので、アカウントを登録すればすぐに利用できます。

無料版・有料版が用意されているものの、無料版でもCADに関する作業はほとんど制限なくできるのが特徴です。

まずは無料版で制作を進め、使用感が合えば有料版に移行すると良いでしょう。

3DCADソフト「SolidWorks」

SolidWorksは、市場シェアが40%程度と多くの方に利用されている3DCADソフトです。

数ある3DCADソフトの中でも操作性が高く、比較的低価格で利用できます。

アカウントを作成すれば、オンライントライアルとして最大2時間まで無料で利用できるため、操作性を試してみるのがおすすめです。

まとめ

まとめ

本記事では、3DCG・3DCADそれぞれの概要と違い、おすすめソフトについてご紹介しました。

3DCGと3DCADは、似ているようで全く異なります。

違いを理解しておかなければ、3Dデータを作成する際などにミスをしてしまう可能性もあるため頭に入れておいてください。

どちらもエンターテインメントや工業の分野で欠かせない存在なので、違いをしっかりと理解した上で活用しましょう。

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