「商品紹介動画の作り方が知りたい！」
「商品紹介動画を作る際に何かポイントはあるの？」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・そもそも商品紹介動画とは？
・商品紹介動画で得られる4つの効果
・商品紹介動画の作り方ポイント7つ
・商品紹介動画の事例3選

商品紹介を動画で行う企業は年々増えているため、自社でも取り入れたいと考えている方は多いのではないでしょうか。

実際に、この記事を読んでいる方は「商品紹介動画の作り方が知りたい」と感じていると思います。

そこで本記事では、商品紹介動画の特徴や得られる効果、作り方のポイント、事例をご紹介します。

商品紹介動画の作り方を知りたい方や、今後取り入れていきたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

そもそも商品紹介動画とは？

商品紹介動画は名前の通り、商品やサービスをユーザーに対して分かりやすく紹介する動画を指します。

これまで商品やサービスを紹介する際は、カタログなどの紙媒体やWebページ上で静止画とテキストを用いて行うのが一般的でした。

しかし、スマートフォンの普及やYouTube、SNSの広がりとともに気軽に動画を視聴できるようになったこともあり、動画での商品紹介が主流になりつつあります。

ただ、商品紹介動画と一括りにいっても「使い方を紹介する動画」と「ブランディングのための動画」の大きく2タイプに分かれるため、制作する場合はそれぞれの特徴を知ることが大切です。

商品の購買を目的とした動画

まず1つ目は、商品の購買を目的とした紹介動画です。

スペックや価格など商品に関する詳細な情報を紹介することで、購買に繋げる目的があります。

また、購入を検討している方に向けて使い方を紹介するハウツー動画や、購入したユーザーに向けたマニュアル動画なども購買目的の動画です。

静止画やテキストの情報は、ユーザー自身が読んで理解しなければいけません。

しかし、動画であれば実際に商品を見せながら、細かいところまで分かりやすく紹介できます。

読まなくても視覚と聴覚両方に情報を届けられるため、Webサイトの商品販売ページやWeb広告といったさまざまなところで活用されているのが特徴です。

商品のプロモーションを目的とした動画

2つ目は、商品のプロモーションを目的とした紹介動画です。

動画で直接購買につなげるのではなく、商品の認知拡大やブランディングなどの狙いがあります。

静止画やテキストだけでは、商品の魅力や世界観といった情報を表現しづらいため、動画でプロモーションを行う企業が増えています。

もちろん静止画やテキストでもプロモーションは可能ですが、動画はBGMやエフェクトなども使用できるため、微妙なニュアンスまで伝わりやすいです。

Web広告やWebページだけでなく、展示会、イベントなどさまざまなシーンで使用されています。

商品紹介動画で得られる4つの効果

商品紹介動画は、目的に合わせて上手く活用すればさまざまな効果を得られます。

ここでは、大きく4つの効果について見てみましょう。

商品に対する理解度が高まる

動画はテキストだけのWebページに換算すると、3,600ページ分もの情報量があるとされています。

そのため、商品紹介を動画で行えばテキストだけでは伝わりづらい詳細な情報まで詳しく解説が可能です。

短い動画であっても多くの情報を届けられるので、商品に対するユーザーの理解度は自然と高まると言えます。

商品の購買意欲を高められる

動画で商品を見せながらスペックや使い方といった情報を紹介すれば、ユーザーは自分が使用するシーンを想像できるため購買に繋がりやすくなります。

商品の魅力を伝えられるように見せ方などは工夫しなければいけませんが、購買意欲を高められるのも効果の1つです。

多媒体への展開で認知度アップを図れる

商品紹介動画を1つ作成しておけば、自社サイトやYouTube、SNSなどさまざまな媒体への掲載が可能です。

各媒体ごとにサイズやファイル形式などは異なるため確認は必要ですが、展開していけば認知度アップも図れます。

営業用資料として活用することで業務の効率化を図れるのも、商品紹介動画の効果です。

たとえば、テキストで書かれた資料であれば、商談時に担当者が読み上げなければいけませんが、動画であれば再生するだけで情報を伝えられます。

担当者のレベルによって内容にばらつきが出ることもないため、いつでも正しい情報を届けられるのが特徴です。

また、商品の使い方などを詳しく紹介しておけば、ユーザーからの問い合わせを減らすことにも繋がります。

余分な業務を減らせるため、必要な業務に時間を割けるようになるでしょう。

商品紹介動画の作り方ポイント7つ

商品紹介動画を作る際、他の動画制作と同様に以下の手順で進めていくのが基本です。

1. 企画・構成
2. 撮影準備
3. 撮影
4. 編集
5. 完成・配信

しかし、ただ流れに沿って進めるだけでは、商品本来の魅力が伝わらない可能性もあります。

商品の魅力を最大限伝えるためにも、ご紹介する7つのポイントを意識して作成してみてください。

ターゲットを明確にする

商品を誰に向けて紹介するのか、事前にターゲットを明確にしておくのがポイントです。

たとえば、「30代後半の会社勤めの男性」や「20代の美容に興味のある女性」など、年代や状況などを設定します。

ターゲットを設定せずに動画制作を進めてしまうと、内容がぶれてしまう可能性もあるため、なるべく詳細に設定しましょう。

配信する媒体を決めておく

自社のWebサイトだけでなく、YouTubeやSNSなどさまざまな媒体があるため、どこで配信するのか決めておきましょう。

理由は、媒体ごとに動画のサイズやファイル形式、メインの年齢層が異なるため、配信先に合わせて内容を変える必要があるからです。

たとえば、YouTubeに配信する場合は縦型・横型のどちらでも問題ありません。

しかし、各SNSは縦型で閲覧するのが基本なので、動画も縦型に合わせて制作する必要があります。

また、YouTubeは若い世代からシニア世代まで幅広い利用者がいるものの、InstagramやTwitterなどは若い世代を中心とします。

そのため、ターゲットが若い世代の場合はInstagramやTwitterなどに配信した方が効果が高いです。

特徴を知った上で事前に媒体を決めておけば、効率よく目的を達成できます。

ユーザーの悩みや課題を提示する

ユーザーは、悩みや課題を解決するために商品を探したり購入します。

そのため、動画の冒頭などでユーザーの悩みや課題を提示し、興味を持ってもらえるようにするのがポイントです。

たとえば、「〇〇でお悩みではありませんか？」や「この商品を使えば〇〇の悩みが改善されます！」など、ターゲットが知りたいと思う内容を提示します。

悩みや課題を提示しておけばユーザーの共感も得られるため、動画を最後まで見てもらいやすくなります。

自分ごととして考えられるシナリオにする

商品紹介動画は、ユーザーが自分ごととして考えられるかどうかも重要です。

「自分が使ったらどうなるかな？」と想像できるように、ユーザー視点で動画のシナリオを作成してください。

たとえば、商品のスペックや使用感を紹介するだけでなく、実際に使用している方の声を紹介するのが有効です。

いくらターゲットや媒体を決めてアピールをしても、ユーザーが自分には必要ないと感じれば商品を知りたい、購入してみたいとは思いません。

生産者視点ではなく、ユーザーが自分ごととして考えられるようなユーザー視点の動画にするのがポイントです。

伝えたいメッセージを絞る

商品紹介動画を制作する際、全ての情報を紹介したいと考えるかもしれません。

しかし、情報を盛り込みすぎると何を伝えたい動画なのか分からなくなってしまいます。

情報を全て伝えるよりも、含みを持たせた方がユーザーは「続きが気になる」と感じるため、伝えたいメッセージは絞るようにしましょう。

コンパクトにまとめる

商品紹介動画に決まった長さはありませんが、なるべくコンパクトにまとめるのがポイントです。

長すぎる動画はユーザーが途中で離脱する原因になってしまうだけでなく、制作自体に時間・コストがかかります。

せっかく時間・コストをかけて制作しても、見てもらえなければ意味がないので注意しましょう。

ただし、ハウツー動画やマニュアル動画は情報を漏れなく伝えなければいけないため、内容に合わせて長さは変更してください。

商品と動画の世界観を揃える

商品紹介動画を制作する際、商品と動画の世界観が揃うように制作しましょう。

たとえば、低価格な商品でカジュアルな感じを売りにしている場合、動画にも明るく親しみやすい要素を取り入れるのが有効です。

反対に、高級感を売りにしている場合は上品で落ち着きが感じられるようにしましょう。

商品と動画の世界観があまりにも違うと、ユーザーは違和感を感じるため注意してください。

商品紹介動画の事例3選

弊社で過去に制作したプロモーション商品紹介動画の事例を3つご紹介します。

オフィスバーガー

「ハンバーガーのように簡単にオーダーできるデザインオフィス」をコンセプトに、オフィスバーガーの世界観であるアメコミ風の雰囲気で商品プロモーション動画を制作しました。

絵コンテの作成から必要なアメコミ素材の作成まで全てを担当し、テンポの良い1分30秒の動画に仕上げています。

ダイキン Multi-Split Type Air Conditioner

アジアを中心とした海外向けに、ダイキンエアコンBMulti-Split Type Air Conditionerの商品プロモーション動画を制作しました。

高級なインバーターエアコンを所有するのがステータスと感じられるように、透明感のある洗練されたデザインで表現しています。

また、透明感や空気感を重視して音楽の選曲にもこだわっています。

三菱食品 クラフトビール

三菱食品のクラフトビールの商品プロモーション動画を編集しました。

ビールならではの泡や、グラスに注がれていく動きをモーショングラフィックとして取り入れ、ユーザーが見ていて飽きないような動画に仕上げています。

まとめ

本記事では、商品紹介動画の特徴や得られる効果、作り方のポイント、事例をご紹介しました。

商品紹介動画は商品の魅力を最大限に引き出し、認知拡大や購買に繋げるなどさまざまな効果を得られます。

ポイントを抑えて制作すれば商品の魅力を存分に伝えられるため、本記事を参考に制作してみてください。

弊社では、ご紹介したもの以外にも多数の商品紹介動画を制作しております。

ぜひお気軽にお問い合わせください。