映像制作会社の撮影機材

「映像制作をプロにお願いしたいけど、何を準備すればいいのだろう?」

そのようなご質問にお答えします。

本記事の内容
・映像制作の依頼に必要なもの
・自分で素材動画を用意する場合
・企画・構成から撮影・編集まで依頼する場合

撮影や編集など、高いスキルを持った映像クリエーターが制作すると、質の高い動画が作れます。

CG技術やアニメーション技術など、専門的な技術を使うことで、素人には作れない映像になります。

そのような映像制作をプロに依頼する場合、必要なものを事前に用意しておくとスムーズに進みます。

そこで本記事では、大阪・東京に拠点を持ち、映像業界歴15年の弊社が、映像制作を依頼するときに必要なものを紹介します。

映像クリエイターに制作をお願いしたいけど、何を用意すればいいかわからない方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

映像制作を依頼するときに必要なもの

映像制作をする人たち

   

映像制作をプロに依頼するときは、以下の5つを考えておきましょう。

・目的
・ターゲット
・予算
・納期
・配信媒体

まずは「目的」を考えます。

映像制作といっても、会社のPR動画・商品の紹介動画・社内のマニュアル動画・セミナー動画など、目的はさまざまです。

自社の宣伝をしたいのか、商品を売りたいのか、社内の研修用なのか、外部に販売するものなのかを決めましょう。

目的が明確になることで、映像制作の企画もしやすく、クライアントの望む動画を作れます。

次に「ターゲット(ペルソナ)」です。

目的が商品販売の場合、その商品のターゲットは誰なのかを決めましょう。

例えば、車を販売したいメーカーであれば、40代男性にファミリーカーを売りたいのか、20代男性にスポーツカーを売りたいのかによって、動画の内容が変わります。

さらにターゲットを深堀して、ペルソナを決めます。

ターゲットとは「40~50代男性」と広い層を指しますが、ペルソナはたった1人の理想のお客様を指します。

「45歳男性・製造業・土日休み・10歳の息子と7歳の娘・ペット1匹・趣味はキャンプ」など、より具体的にイメージします。

たった1人のペルソナをイメージできると、動画の訴求力も高まります。

そして「予算」と「納期」も考えましょう。

映像制作にかかる費用は、映像会社やクリエイターによって異なります。

映像制作を依頼するのが初めての場合は、費用の検討がつかないと思います。

そのため、事前に見積もりを取りましょう。

また、納期を伝えることも重要で、依頼者側が手元に欲しい納期と、制作会社側のスケジュールが合わなければ発注はできません。

「いつまでに欲しいのか?」「制作にどれくらいの期間がかかるのか?」を事前に確認しておきます。

そして「配信媒体」が決まっていれば、発信媒体も伝えましょう。

ホームページに掲載するのか、DVDにするのか、SNSなのか、YouTubeなのかを考えます。

テレビ・パソコン・タブレット・スマホなど、画面サイズによって映像の見え方が変わります。

ミュージックビデオならスマホ画面で十分ですが、アクション映画なら大型スクリーンで見たいですよね。

ペルソナはどのような場所で、どのような端末から動画を見るのかを想定すると、適切な配信媒体が決まってきます。

  

自分で素材動画を用意する場合

動画撮影をする女性

   

映像制作を依頼する場合、自分で素材を用意すると制作費を抑えられます。

企画・撮影の手間がかからず、編集作業のみの費用で済みます。

自分で素材動画を用意する場合、何分の素材動画を何分にまとめたいのかを伝えましょう。

1時間のセミナー動画をそのまま流したいのか、5時間の運動会の動画を10分にまとめたいのかによって、制作時間や費用が変わります。

作業としては、まずは素材動画を全てチェックします。

5時間の運動会の動画であれば、5時間すべて見ます。

その上で、カットする部分や残す部分を決めながら、構成を考えていきます。

そのため、「10分の動画を作ってください」と依頼しても、制作費が高くなってしまうことが考えられます。

逆に1時間のセミナー動画をそのまま使う方が、制作費が安く済むケースもあります。

編集の際は、テロップ・効果音・BGMなども挿入します。

一般的に動画編集と聞けばこの作業をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

テロップ・効果音・BGMなどは、動画全体の印象を決めますので、クライアントとのイメージの共有が必要です。

企業のブランドカラーや使いたいフォントが決まっている場合、クリエイターに伝えておくとイメージ通りの映像が作れます。

また、参考動画を用意していただくと、イメージのすり合わせがよりスムーズに行えます。

  

企画・構成から撮影・編集まで依頼する場合

映像制作会社のカメラ

   

映像制作の基本的な流れは、企画・構成→撮影→編集です。

企画・構成では、動画の目的・ターゲット・予算・納期などを決め、話がまとまったら撮影準備に入ります。

撮影スケジュールを組むときに、まずは撮影場所の確保が必要です。

依頼者の会社やお店などで撮影するのか、スタジオを借りるのか、屋外で撮影するのかを決めます。

スタジオを借りると場所代がかかりますし、屋外では撮影許可を取る必要があります。

どちらが費用を払うのか、どちらが手配するのかなどを事前に決めておきましょう。

移動がある場合の交通手段や、1日で取り終わる撮影なのか、数日にわたって撮る必要があるのかによっても、必要な準備が変わります。

また、複数のカメラを使ってマルチアングルで撮る場合は、カメラマンの人数を揃えなければなりません。

スタッフの拘束時間や、作業工数によっても制作費が大きく異なりますので、予算を考えながら制作プランを立てましょう。

編集も同様に、作業工数が多いほど制作費がかかり、納期も長くなります。

  

まとめ

映像制作は、企画と構成が大事

   

映像制作で最も重要なのは、撮影や編集よりも企画・構成です。

企画内容が定まらなければ、クライアントが求める動画は作れません。

そのため、ヒアリングを受けるときに動画の目的をハッキリと伝えましょう。

イメージの共有ができれば、ターゲットの元に映像を届けられ、自社のPRや商品販売など望む成果に繋げられます。

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