以前、弊社のお客様から

「大阪インテックス開催にも関わらず、過去最高動員(来場者名刺取得数)を記録した模様です。
それに伴い、この１ヶ月、動画をお願いした製品のお引き合いにドタバタしておりました。」

と嬉しいメールを頂きました。

展示会に動画を出しているメーカー様は多いですが、
「思ったほど人が立ち止まらない」
「動画は流しているが、成果につながっているか分からない」
という声もよく聞きます。

今回ご紹介するのは、
動画の内容やクオリティを大きく変えずに、
“長さ”と“使い方”を変えただけで名刺交換数が増えた
展示会用動画の事例です。

展示会動画は「3分程度」と思い込んでいませんか？

展示会用の動画というと、
3分〜5分程度の製品説明動画を制作し、
それをそのままモニターで流すケースが一般的です。

もちろん、
・しっかり説明したい
・技術的な背景まで伝えたい
という目的であれば、長尺動画は有効です。

ただし展示会の現場では、
来場者は最初から動画を見に来ているわけではありません。

多くの場合、
「歩きながら、視界に入ったものを一瞬見る」
という状態からスタートします。

約20秒の動画をループ再生に変更

今回のメーカー様では、
従来使っていた長めの説明動画とは別に、
約20秒の短い動画を制作し、ループ再生する短い動画を作成しました。

この動画の役割は、
「説明すること」ではなく、
**「足を止めてもらうこと」**に絞っています。

動画内で、ターゲットが気になる文言をイメージ写真と共にアニメーションで見せ
ターゲットが歩いている時に目に留まるようにしました。

もちろん文字が動くだけでは不十分ですので、ブランドイメージを保った動画で制作しています。

この20秒動画以外にも製品の仕組みがわかる動画も制作しています。

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また、別の会社様の事例では、20秒程度の製品の活用シーンのCG動画を流すことにより、
過去最高の動員数をもたらしたそうです。

ニッチな製品という事を割り切って、詳しく説明せずに使用シーンのみをずっと流す内容です。
展示会の説明員の方にとっては同じ動画が何度も流れて退屈ですが、
展示会のお客様は一瞬で通り過ぎてしまいますので、いかに足を止めてもらうかがポイントです。

なぜ20秒動画で名刺交換数が増えたのか

実際に効果が出た理由は、主に次の3点です。

• 途中から見ても内容が分かる
• 製品の特徴が一瞬で伝わる
• 足を止めた瞬間に説明員が声をかける“きっかけ”になる

短い秒数の動画を流すことで来場者が
「何をやっているブースなのか」
を瞬時に理解できるため、
立ち止まる確率が上がりました。

この様な短い動画があることで、
「何か気になられる事がございますか？」
と声をかけやすくなった点も大きな変化でした。

短い動画は“説明役”ではなく“きっかけ作り”

この事例で重要なのは、
長い動画だけで完結させようとしていない点です。

• 短い動画：興味を引く、足を止める
• 説明：会話で補足する
• 詳細：資料や口頭で深掘りする

という役割分担を明確にしたことで、
ブース全体の流れがスムーズになりました。

結果として、
名刺交換数の増加につながった
という流れです。

展示会動画は「使い分け」が重要

このメーカー様では、

• 呼び込み用の20秒動画
• 詳細説明用の長尺動画

を目的別に使い分けています。

展示会動画は、
「何分の動画を作るか」ではなく、
「どの場面で、何の役割を持たせるか」
で考えることが重要です。

動画制作に不安がある会社様へ

動画制作を検討する際、
「完成してみたら、イメージと違った」
「途中で修正が増えそうで頼みにくい」
といった不安を感じる方も少なくありません。

インディゴでは、
そうした不安をできるだけ減らすため、
制作の進め方そのものを重視しています。

具体的には、

• 完成後の「思っていたのと違う」を防ぐため、
  事前に確認用の動画ですり合わせる取り組み
  
• イラストやCGの方向性が途中で変わっても対応できる、
  修正回数を制限しない制作体制
  
• クライアント様の図面や営業資料をもとに、
  1時間程度の打ち合わせだけで構成案を作成する進め方

など、
「依頼しやすい」「進行が不安になりにくい」制作環境を整えています。

動画制作が初めての方や、
これまで外注でうまくいかなかった経験がある方にも、
安心してご相談いただければと思います。

まとめ

展示会での動画活用は、
必ずしも高額で長尺な動画を作る必要はありません。

• 足を止めるための短い動画
• 説明を助けるための動画

このように役割を分けるだけで、
成果が変わるケースがあります。

今回ご紹介した
名刺交換数アップにつながった20秒動画の事例が、
展示会準備のヒントになれば幸いです。